住宅の内装仕上げ(新規)

 工業化住宅の増大に伴い、内装仕上げは左官による湿式から、耐火ボード(せっこうボード)を張り付ける乾式工法へと変化した。乾式の欠点はジョイント部が多いことで、目地処理が仕上がりの良否を左右する。

【作業工程】

①天井、壁面にせっこうボードを施工する。

②ボードを打ち付けたくぎの頭にエポキシ系さび止め塗料を塗る。乾燥後に、くぎの頭を合成樹脂エマルションパテで埋める(拾いパテ)と同時に、目地部(ボードの継ぎ目)をパテ付けし、段差をなくす。

③最近では寒冷紗をあまり使わず、専用の接着剤が付いたジョイントテープを用いる。ジョイントテープなどの付着せ時にパテ付けを行うが、そのパテに着色剤を加えておくと、やり残しを防ぐことができる。

④前面にパテ付け(2回)を行う。

⑤パテ面を研磨する。

⑥エマルションペイントエナメル(上塗り)を2回塗りする。隅の部分にははけを、広い面にはローラを用いる。

⑦天井から仕上げて、次の壁面に移る。

⑧塗装作業終了。

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