3.旧塗膜の種類と塗装系の調査

 旧塗膜を全部除去する場合は、塗替え用の塗料を自由に選択してかまわない。

 旧塗膜を存続させる場合と、一部除去する場合は、塗替えの塗装系は旧塗膜と同一系か、又はそれになじむ塗料でなければならない。

 そこで、旧塗膜の種類と塗装系の調査が必要であり、その判断を誤らないことが、塗替えの第2に要点である。しかし、被塗物の素材の種類によって、用いられた塗装系は限られるので、おおよそのことは知ることができる。旧塗膜の種類の判別に、専用の検査用薬剤を塗布して種類を見極める方法もあるが、これも完全に種類を確定できるまでには至っていない。

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