2.建築塗装の分類

 建築物の塗装を大別すると、一般の塗装と特殊な条件の塗装に分けることができる。

 現場で使用される塗料の種類は多く、焼き付け塗料以外のほとんどの塗料が用いられている。

 それらの塗料は、日常使用されるものについて標準の塗装仕様が決められており、塗装方法も普及している。つまり、建築工事に常に付随する塗装を、一般の塗装と考えることができる。

 これに対して、塗られるものの性質や周囲の環境など、現場の特殊な目的に応じて条件や性能を必要とする場合は、当然それに適した塗料を選んだ塗装が行われる。

 このような塗装を特殊塗装などと呼ぶこともあるが、多くの場合は塗料の性能の違いであって、塗装の方法が特別違ったものであることは少ない。

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