2.標準仕様書

 建築生産全般の品質向上にも役立つという観点から、日本建築学会では、建築工事標準仕様書(略称JASS)を定めている。常に新しい学術的成果を取り入れ、日本の現段階における工業水準をふまえ建築生産においてあるべき品質の基準を示している。一般に工事は、この標準仕様書にしたがって施工するのが常である。

 建築工事標準仕様書 JASS 18 塗装工事

JASS 23 吹付工事

 一般に工事施工技術や主要な材料の品質は、工事ごとにまちまちでなく一定の水準を保持していることが望ましいことから、同種の建物を発注する機関ではとくに各工事に共通する部分の仕様を作成している。この仕様を共通仕様書という。

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