6.階段

 階段とは、建物内のある階からその上又は下の階への交通路であり、いろいろの構造のものがある。木造・鉄骨造などの階段は側げた(ささらげた)、踏板(段板)、けこみ板によって構成されている。階段として備えていなければならない条件は、昇降しやすいこと、危険を伴わないことなどである。階段のこう配は大体20~50度であって、平面的にみると、直階段、折れ階段、回り階段、らせん階段などがあり、材料別にみると、石階段、木造階段、鋼製階段、コンクリート階段などがあるが、床と同様に構造部と表面仕上げ部からなっている。建築基準用施行令には、危険防止の立場から、階段及び踊り場の幅、けあげ及び踏みづらの寸法など最低の基準が定められている。

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