3.補強コンクリートブロック構造

 コンクリートブロックを積み重ねた建築物は、地震力に対して弱いため、鉄筋を適所に配置して補強したものが、補強コンクリートブロック造である。

 この構造は、補強筋を入れて積み重ねた壁体を、バランス良く配置すると同時に、基礎は布基礎として剛性をもたせ、各階の壁頂には鉄筋コンクリートのがりょうやスラブを設けて壁体と一体となるようにする。

 この構造は、工期が短縮でき、施工も容易で耐火性に富むが、施工の良否によって耐力、耐久性が左右されるので注意が必要である。

 補強コンクリートブロック造に用いるブロックは、空洞コンクリートブロックでJIS A 5406によって定められ、ブロック単体の強度によりA種、B種、C種の区別があり、建てられる階数、高さにも制限がある。

 補強コンクリートブロック造は、ブロックの縦横に鉄筋を入れながら、目地モルタルを敷いて積んでいくが、目地は縦横に通るようないも目地とした方がよい。構造において、地震などの水平荷重や鉛直荷重などを分担する壁のことを耐力壁といい、耐震上特に重要である。

 耐力壁は平面状つり合いよく配置し、上下階とも同じ位置に設け、囲まれた部分の面積は60㎡以下とする。また耐力壁の壁厚は15cm以上で、はり間方向、けた行方向ともに一定の長さ以上の壁量が必要である。

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