塗料に用いる溶剤は、塗料の粘度を適正な状態に整え、正常な塗膜を得るために使用されていますが、単体で使用することは少なく、溶剤それぞれの特徴を生かした混合溶剤で使用されることが多いです。
溶剤は、溶剤の持つ特性から次の3種類に分けられます。
真溶剤:塗膜の骨格である樹脂を溶解する性質を持つ。
助溶剤:樹脂を溶解する力はないが、真溶剤に混合することで溶解力が増したり、乾燥性を調節したりする。
うすめ液:塗装に用いる塗料を適正な粘度に調整する。
その他、化学式による分類や沸点による分類などがあります。