5-1 セメント系下地調整塗材(1種、2種)

 一般的にセメントフィラーの通称で呼ばれている下地調整材で、主剤と混和液で構成されています。

 取材はセメント、骨材、無機質粉体、混和剤などを成分にした粉体で、混和液はセメント混和用エマルション樹脂に少量の増粘剤、消泡剤などの添加剤を加えた液状樹脂です。

 使用時には規定された粉体と混和液の混合比に基づき配合し、混練りしてから使用します。

 1種(下地調整塗材C-1)は吹付け、こて塗り、ローラー塗りなどで0.5~1㎜程度の膜厚に塗布するタイプで、改修工事用に用いられることが多いです。

 2種(下地調整塗材C-2)はこて塗り専用の主に新築用で、1~3㎜程度塗付けます。

 2種で下地調整した面には、すべての仕上塗材が塗布できますが、1種で下地調整した面に適用できるのは、内装薄塗材E、外装薄塗材E、複層塗材E及び塗料です。

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