加熱重合乾燥(物理変化+化学変化。焼付け形)

 加熱重合乾燥形塗料は、常温時では乾燥せず、一定の熱を加えることで乾燥させるので、焼付け形塗料と呼ばれています。

 このタイプには、熱硬化形アミノアルキド樹脂塗料や、熱硬化アクリル樹脂塗料、粉体塗料などがあります。

 焼付け形塗料は塗装後、一定時間放置(セッティング)してから、既定の温度に上昇した乾燥炉に入れて重合乾燥させる。

 焼付け温度は樹脂によって異なり、低温タイプ、中温タイプ、高温タイプがありますが、一般的には120℃~180℃の範囲で重合乾燥されるものが多い。

 焼付け塗料は、一般に光沢があり、付着性、物理性能など優れた塗膜になりますが、加温するために被塗物が限られ、工場塗装が中心になります。

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