住宅のカラープランニングを例にとれば、住民が快適な生活を送れれば良いだけではなく、周辺環境に調和することも重要です。
色を決めるには、色の持つ特性(感性・快適性・イメージ・視認性など)を生かしながらになります。
ここにカラープランニングの必要性・重要性が出てきます。
住宅の外壁は町並みと調和すること、住民に快適さを与えながら飽きのこない色を選択するとなると、既存色やおとなしい色に落ち着くことになります。これもカラープランニングです。
大胆にイメージを変えるような色や、目立ちやすい色を選択することも、カラープランニングです。
提案者が住民でも専門家であっても、十分に検討されて決められた色ならカラープランニングです。
さらに、色による約束事として安全色彩があります。安全色彩は色の持つ記号的役割(記号性・視認性・サイン性・記憶性など)を生かしたものです。
安全色彩は、JIS Z 9101に制定されています。
色の種類 | 意味又は目的 |
赤 | 防火、 禁止、 停止、 高度の危険 |
黄 赤 | 危険、 航海・航空の保安施設 |
黄 | 注意 |
緑 | 安全、 避難、 衛星、 救護、 保護、 進行 |
青 | 義務的行動、 指示 |
赤 紫 | 放射能 |
白 | 赤、 黄赤、 黄、 緑、 青 |
灰 色 | 赤紫に対する対比色 |
黒 |