3.色彩調整(カラープランニング)

 住宅のカラープランニングを例にとれば、住民が快適な生活を送れれば良いだけではなく、周辺環境に調和することも重要です。

 色を決めるには、色の持つ特性(感性・快適性・イメージ・視認性など)を生かしながらになります。

 ここにカラープランニングの必要性・重要性が出てきます。

 住宅の外壁は町並みと調和すること、住民に快適さを与えながら飽きのこない色を選択するとなると、既存色やおとなしい色に落ち着くことになります。これもカラープランニングです。

 大胆にイメージを変えるような色や、目立ちやすい色を選択することも、カラープランニングです。

 提案者が住民でも専門家であっても、十分に検討されて決められた色ならカラープランニングです。

 さらに、色による約束事として安全色彩があります。安全色彩は色の持つ記号的役割(記号性・視認性・サイン性・記憶性など)を生かしたものです。

 安全色彩は、JIS Z 9101に制定されています。

色の種類 意味又は目的
防火、 禁止、 停止、 高度の危険
黄 赤 危険、 航海・航空の保安施設
注意
安全、 避難、 衛星、 救護、 保護、 進行
義務的行動、 指示
赤 紫 放射能

 

赤、 黄赤、 黄、 緑、 青
灰 色 赤紫に対する対比色
 

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