素地調整は、塗装が行われていない面(素地)を塗装できるようにするため行う作業で素地ごしらえとか塗り前と呼ばれることもある。
素地調整に使用される用語で、JASS18では、次のように定義している。
素地 :いずれの塗装工程による行為も行われていない面。
下地 :素地に対して何らかの塗装工程による行為が行われて、次の工程の行為が行われようとしている面。
素地調整 :素地に対して塗装に適するように行う処理。
下地調整 :下地に対して塗装に適するように行う処理。
吸込み止め :素地への塗料の吸込みを少なくするための作業。
パテかい :下地面のくぼみ、すきま、目違いなどの部分にパテを付けて平らにする作業。
パテ付け :パテなどを下地前面に塗付け、表面の過剰なパテなどをしごきとるか、または、下地前面に塗付け、平らにする作業。
研磨 :素地、下地面を研磨材料で研ぐこと。
節止め :木材の節や赤み部分または、やにが出やすい部分を専用塗料(ワニス)で塗装する作業。
化成皮膜処理:金属系素地表面を化学薬品で処理する操作および操作すること。